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DELL Axim X30(ハイエンドモデル) レビュー

2005/3
2005/4追記 BlueTooth関連
2005/7追記 Foldable Keyboard

 PocketPC2003SE(Second Edition)発表後、早めに発売されたDELLのQVGA機。
 現時点ですでに、VGA機のX50が販売されているが、同じチップセット(PXA270)&OSで、ただ「ガワ」と「画面」がちゃうだけ(たぶん)で、隠れたお買い得PDAなのだ。

 ふざけた事に、627Mhz(ふぎゃ)で稼働するし、BlueTooth&IEEE803.2b搭載で、他のPDAと比較しても、なんとなく上位に位置する(気がする)

 いろいろと翻弄したあげく、これに現在落ち着いています。
 ちなみにこれの前は、シグ3とCLIE TH55です。

 まだ、数日しか経ってないんですが、気になった所を、これまでのPDAと比較した感じでレビューしてみたい。

 最初に言っちゃいますが、かなり気にいってます。想像してたより、速い(PPCでは凄く重要)、小さくて軽い(あくまで体感的に・・です)、X3からの周辺機器が使える(バッテリなんか最強に安く手に入る)

スペック
Microsoft Windows Mobile 2003 Second Edition搭載
intel PXA270プロセッサ 624MHz ワイヤレスMMX SpeedStep機構
64MB SDRAM (ユーザー領域55MB)/64MB StrataFlashメモリ(ユーザー領域9MB)
IEEE802.11b&BlueTooth、SDIO NOW!対応
マイク、スピーカー内蔵、65,536色半透過型(QVGA)3.5インチTFT液晶、14ボタン
122.4 x 77.2 x 14.9mm(高さ x 幅 x 奥行き)、重さ139g


左:左側は、イヤホン端子と、ジョグ(とは言わないか。。)上下押し込みのみのボタン
これがあるのと無いのとは大違い。ちなみに、X50には無い。

右:正面部、ボタンが2個余計にあるのが分かる。これも、X30ならではのボタン。
ワイヤレスモードや横画面モードなどを一発で呼び出せちゃうのだ。
これは、意外に最強で便利なのだ。
ボタン自体は押しやすくて気持ちいい位だが、カーソルは上下の押し込みがきつい。


左:上部、CFは無くSDのみのスロット。と、無線のアンテナ部(透けて見える)
正直、このでっぱりは格好悪い。本体内にアンテナを隠せるはずなんだが。
いつか、ぼろっと取れそうで怖い。

右:通信ポートはこんな感じ、いつか東芝のGenioのようにグイッと、
クレードルまで持ち上がるような事もなく・・・・笑
気持ちよくささります。ただ、若干、接触があまめかな・・という気もします。
この辺の作り込みは、Palm/CLIE勢の方が気持ちよかった気がするな・・。


左:裏面、バッテリーは取外し可能(重要!)で、サードパーティからの
安いパーツも手に入れやすい。世界規模のDELLならでわ・・なのかも。
ちなみに、下部の穴は、スピーカー。当然だが、音質は期待できない。
デコボコしてるけど、それほど、気になりません。
ちなみに、大容量バッテリーを付けた場合は、さらにボコッとする。

右:スタイラス、珍しく円筒状ではなく、潰れた感じになってる。
だが、特に気にならない。なんか麻雀の点棒みたい・・・・。
これには、気にいった点があって、(たぶんだけど)アルミ製っぽいのだ。
リナザウとか、Genioなどでは、全プラスティック製ってのがあったし、あのCLIEでもスライド(ギミック)はしたが鉄製の持ちにくい代物だった。
正直なところ、いままでで一番と使いやすく、いい感じなスタイラスっぽい。


左:クレードル、いままでいろいろ見てきたが、一番です。安定性といい、
スケルトンでなんんとなくかっちょいい。
難を言えば、デカめなところ。かな。
予備のバッテリも同時に充電できるのも、X30だけじゃないか?わかんないけど。
クレードルまで凝ってるのは、参りました。
よーく見てもらうと分かるように、スタイラス差し込み口が2個あるんです。
アメリカ人が設計したのかどうか分かりませんが、かなりの作り込みです。
クレードルは、どこもしょぼい作りなので、本気で驚き。
CLIEの後半なんて、てきとー意外のなにものでもなかった。どした、そにーってな感じ。


クレードルの裏面、・・・だからなんだ・・と。
差し込むとDELLロゴが点灯します。こんなギミックは、初かも。
ちなみに、充電中時は、POWERボタンが赤色で点灯されてます。

ランドスケープ(横画面)はこんな感じです。横のままでも全然使えますが(カーソルボタンがちょうどいい感じ)、アクションボタン(ジョグっぽいやつ)が死んでしまいます。
ウェブを閲覧する時、横方向に見難い時は非常に便利です。ぜひ、ボタンに割り当てて、いつでも切り替えられるようにしておこう。

画面について。半透過型液晶なんですが、なんか、Genio(e550G)に近い感じで、正直、残念なところだった。それほどでもないけど、ちらちらします。(俺のだけか?)
(半透過型というより、反射型っぽいんだけどなぁ)左は、最大に明るくした場合で、右は、最小の光量です。(一番左にすると消灯しちまう)
屋外でも全然見れます。ほんとに反射型じゃないのか?
ちなみにいままで一番だった液晶は、リナザウ(SL-C)と、クリエ(NV73V、TH55)でした(半透過型)リナザウは輝度ともに最強だった気がします。やはし、日本製か。

ソフトについて。これしか入ってません。これだけです。
(PowerPointはどこぞにいってしまわれたようです)
日本製のPDAを購入すると、ごりごり入ってますが、これも、また良し・・と。でもなぁ・・。
この点は、Genio(e550G)の方が遊べました。PPC2003SE用ソフトは、かなり少ないので、このままでは、単なるビューアー&ウェブ端末?になってしまいます。
これのお陰かどうか・・ですが、メモリはたんまり余ってます。PXA270なので、内蔵フラッシュも使える。

そう、切り替えボタンという機能がついたのはいい。これまで、オンラインソフトでやっていた事ができる。(上部の上下矢印が付いたアイコンの事)
クリックすると、メニューが表示され、簡単にいうと、Windowsでいうタスクメニュー+αが表示される。あと、ここからプログラムを終了できるようになった。やっと・・・・できるようになりました。。。って感じ。

Documaには及ばないけど、手書き入力関連もパワーアップしてます。全然いい。
入力してからすぐ、候補が沢山表示され、それを選ぶという感じ。数秒の間選ばなければ、一番の候補を自動で選択・・という入力となってるみたい。入力部は、3カ所のみ。ある部分では、Documaよりいいかも。

まとめ

ハードウェア的な点は、まったく問題無いと思います。わずかな使いにくさはありますが、いい感じかな・・と思っとります。
現時点では、CF型の無線LANカードを手に入れる事が難しくなってしまい。これを内蔵している点は大きい。BlueToothも、いつか、役に立ちそうでワクワクするし。
メモリの暴落のおかげで、512MBも躊躇なく購入できる時代になった。スペック的にも、全然、ビデオも見れるし。
ちなみに、無線LAN&ストリーミングによる、ビデオ鑑賞にもまったくストレス無く耐えました。625Mhzというスペックがなせる技なのかもしれません。

バッテリーは、無線LAN常時ONで、ウェブを見まくったり、いじくりまくってても、一向に減りません。CLIE TH55やSL-C8xx(リナザウ)等では、1時間もしてれば、やばくなりそうな感じだったけど、もし、大容量バッテリーなんか積んだ日には、ほんとに凄い事になりそう。
この辺は、PXA270の力なのかな?
ちなみに、ROWAなどで、なんと3000円程度で、大容量バッテリーが購入できます。

4/5追記。バッテリーに関してはちょっと大袈裟でした。他のPDAよりは比較的持つのは事実です。無線LANの感度が思いの外、悪いです。無線LANアダプタの出力を強めにしないと認識してくれませんでした。

PXA270には、簡単にカメラを内蔵させる事ができるらしく(センサーを繋ぐだけ)、これが内蔵されていないのは非常にもったいないというか・・。・・・使わないか・・。TH55の時は、結局のところまったく使用しなかったし。

CLIEはもう終わっちゃいましたが。TH55のクリエオーガナイザーを、PPCに移植して欲しい。PPCのこの部分、いつまで経っても進化してない(してる?)だよなぁ・・。Outlook/ExchangeServerの都合がある?

開発ツールが無償で手に入るので、なんか作ってみたい。しかし、XP proじゃないと使えないので、メインPCからいじらないとダメなのがメンドいんだが、なんとかなんないのかな・・。


屋外で利用中のX30
液晶は問題無い。スピーカー音量は小さめな事くらい、問題はそれくらい。

手に入れる方法

アメリカのDELLでは、まだ現役(売られている)なんですけど、日本DELLでは、X50のみの販売になってます。・・なので、中古でしか手に入らないんですけど・・ね。

海外のものを日本語化する方法というのがあるようなのですが、案の定、無理矢理、「そう見える」ってだけの代物ですので、気合いの入っている人だけが挑戦すべきです。

やはり、中古か、ヤフオクなどで手に入れるしかありません。X50がすでに、4~5万後半で手に入るので、それ以下、3~4万円代で手に入るはずです。X50の低スペックタイプよりかは、X30の方がよい気がします。

または、(いつか来る)私が飽きた時に、ここで売りに出しますので・・・・。

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追記2005/4

BlueToothしてみる


PLANEXのBT-02UD2

Bluetoothをいじるのは初めて。このAxim X30が自分にとって初めてのBluetoothデバイスになるからだ。
(必要には駆られてないが)・・で、一度くらいは試してみようかと、PLANEXのBluetoothアダプタを購入してみた。

3200円で購入できた。恐ろしく安い。普及度からして、この値段設定はどういった事なんだろうか。IEEE802.bが普及する前に、人気が出ていれば、それなりにシェア取っただろうという、関係者のうめき声が聞こえてきそう・・です。

とりあえず、登録してActiveSyncできるところまで持って行ったが、クレードルのそれ(シンク)とは違い、Bluetoothの起動からシンクまでの手順が面倒で、実用にはならない。

Bluetooth通信の前に、パスキーなどを登録しなければならないんだが、なんかいまいち分からないまま・・。>説明書読めよ


Bluetoothアダプタ。アクセスLEDは、内蔵している。
点滅が結構、ウザかったりする。

Foldable Keyboard

AximX3用キーボードをゲット。X3用だったので、もしかするとX30で動かないかも・・と思ったのですが、問題なく動作。
プログラムメニューに、登録されたソフトで、リピート間隔などを設定できる。

ドライバを入れると利用可能になる。

こんな感じで使える。PDAキーボード。下が平らでないと、ガタつきます。

サイズはこんな感じ、厚さもサイズも一回りデカい。

なんと、PDAキーボードの真骨頂!これが、真ん中から、ごりっと広がっちゃいます。
ギミックは、かなりかっちょいいし、しっかりしてます。

なんと、ACアダプタを差して、充電台としても利用可能だ。
背もたれは、ちゃんと機能する。大容量バッテリを利用時も問題なく、干渉する事もない。

思いの外、質感は高い。下手なノートPCよりは良い。タッチタイプ感も、深く感触も良い。

ちょっと変則的なキー配列。ESCが、Fn同時押しは、ちょっと戸惑った。

番外編

すぐ飽きた、シグマリ3。いい機械なんだが・・。
やっぱ、タイピングは無理っすよ・・。売り出し中

おしまい


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